<国語と英語の専門塾>ONEスタイルアカデミー

いわゆるひとつの実績についてと記述問題について

投稿: 2020年02月10日 20時04分投稿 カテゴリ: 入試 C0f3549fd6c59be2ac99b9708557f8d4 s

毎度おなじみ、ONEスタイルアカデミーの伊藤です。
2月になって急に(ようやく?)寒くなる日も出てきて風邪をひきやすくなっています。十分に気を付けてください。特に受験生は!

今話題になっている新型コロナウイルスについてですが、専門家によると一番大切なのはマスクではなく、帰宅後の手洗いだそうです。
外出先で感染する場合、直接体内にウイルスが入ることはめったになく、手で菌に触れて、その手でものを食べたりして体内に取り込んでしまうことがほとんどです。
よって、すぐに手を洗えば問題ないということです。
あとは、「目をかく」「傷口に触れる」のも危険ということです。口よりも、手に気を付けましょう!

基本的に、マスクとうがいは「ウイルス」にはほとんど効果はないそうです(風邪の細菌には効果あり)。マスクは予防というよりも、自身のクシャミやせきで感染源となる可能性のあるつばを周りにまき散らさないため、つまり、他人に迷惑をかけないため、につけるものです。
マスクをしたからといって安心するのではなく、また、マスクをしないからといってすぐに感染するものでもありません。怪しい情報に踊らされないよう、慌てずに行動してください。

 

実績について

閑話休題(それはさておき)、
この塾も開校して2年がたち、そろそろいわゆる一つの「合格実績」についてお知らせしておこうと思います。
今まで公表してこなかったのは、実績の数や質というよりも、「国語だけの指導で実績っていうのもずうずうしいよな~」という思いがあったからです。
大体の生徒さんは大手の塾と併用されるので、向こうは4教科すべて、しかも3・4年生から数年間面倒を見ているのに対し、こちらは1・2年間で1教科・・・。少し遠慮がありました。
ですが、問い合わせも多くなってきましたし、ウチの協力がなかったら合格できなかったかもしれない、という事例も増えてきたので、ここらで一度公表しておこうと思います。
また、「実績が示されていないと、本当に確かな指導力があるのか不安になる」というごもっともなご意見も承りましたので、それも後押しになりました。

今回は中学受験のみです。
小学校以下の受験は扱っておりません。高校・大学受験は今年の分がまだ終わっていないので、結果が出たらお伝えしていこうと思います。
対象生徒は当塾に半年以上所属した生徒です。
2018年3月の開校から現在(20202月)までの2年間になります。

東海中学
海陽学園中学(特別給費生含む)
名古屋中学
南山中学女子部
愛知淑徳中学
聖霊中学
滝中学
愛知中学

名古屋大学附属中学

高田中学

西大和中学
洛星中学
四天王寺中学

愛光中学
ラサール中学

以上です。
とりあえず、ここに挙げた中学校の国語の入試問題に関して言えば、わが塾で教えたことを忠実に実行してもらえれば、7~8割の得点を取ることはできます。

上位校に合格した子について言えば、すべてではありませんが、算数の失点を国語でカバーできた、という例が多いですね。
やはり東海・南女に代表されるトップ校の算数は本当に難しいようです。私も何度か問題を見たことがありますが、「こんなのできる子いるの?」という気になりますね(笑)。大手塾様でも相当に時間をかけて準備をするようですが、安定して高得点を狙って取るのは至難の業のようです。

そういう意味では「国語こそ安定して取るのは難しいじゃないか」と思われるかもしれませんが、意外とそんなことはありません。いくつか条件はありますが、安定して高得点を稼ぐことは可能です。

その一番の条件は、「記述問題が多いこと」です!
つまり、愛知県の学校で言えば、東海中学の入試問題が一番安心なのです。
逆に、選択問題・抜き出し・穴埋め問題の多いほうが不安になります。不思議に思うかもしれませんが。

 

ONEスタイルアカデミーの国語指導は記述問題が得意

なぜそのような感覚を持つのかというと、
第一に、当塾では記述問題の攻略にこそ最も力を入れており、指導のノウハウのほとんどはその対策のために存在するからです。
本文の読み方、問題文の読み方、どこから答えを見つけるのか、どうやって答えを書くのか・・・・・・、専用の問題集を使って、時間をかけて丁寧に教えます。小手先の攻略法ではなく、文章のジャンルや形式にかかわらず、どんな問題であっても対応できる「本物の力」を育てようとしています。
野球で言えば、相手に合わせて対策を立てたり、駆け引きをしたり、いろんな種類の変化球を習得するのではなく、
どんな相手にも通用する豪速球をひたすら練習します。
それは、その方が受験対策として有効であると考えているのと同時に、そういった「完成された基礎・基本」を育てた方が、将来の成長につながると信じるからです。

受験に合格することはもちろん大切なことですが、たとえ第一志望の学校に受からなかったとしても、
「読書指導のおかげで、受験が終わって読書の時間が取れて、改めて本の面白さがわかったようです」とか、
「読み書きの基本を徹底して指導してもらったことは、必ず今後の勉強につながると思います」などと言っていただくことがあって、本当にうれしく思います。
こういった基礎ができていれば、普通の子が嫌がる記述問題にも十分に対処することができます。

 

記述問題の方がお得(笑)

第二に、記述問題の方が気が楽だからです。

ここでは分かりやすく、選択問題と比べてみましょう。
一般的には、記述問題は難しく、選択問題の方が簡単だと考える人がほとんどだと思います。
その理由は、選択問題には必ず答えがあり、何だったら適当に選んでも当たる可能性があるから、ということでしょう。
逆に記述問題は、何を書いたらいいのか分からないため、
可能性のある選択問題 VS ない記述問題
という図式になってしまうのでしょう。

まったく間違った認識、事実誤認も甚だしいですね。
危険性という観点で考えてみてください。期待値でもいいです。
選択問題の答えは必ず一つです。そしてそれ以外は間違いです。当たり前のことですが、間違ったら0点です。10か0のどちらかしかありません。少しの勘違いや見落としが10点マイナスにつながってしまうのです。怖いと思いませんか?
陸上で言えば100メートル走ですね。ほんのちょっとでもミスをしたら取り返しがつきません。

記述問題はどうでしょうか?
何を書いたらいいのか分からない、という人は多いですが、基本は「抜き出し」です。本文に書いてあることを探して、写しておけばいいんです!最後の「こと。」だけ忘れないように。この際、どこからどこまでを抜き出せばいいのか、が問題です。
完全に一致していれば10点満点なのはもちろんですが、少しずれても半分くらいはもらえます。ちょっとした書き間違いなら1点減点。キーワードが一つ入っていれば3点もらえます。2つなら6点です。つまり、ミスに対する受け入れ幅が大きいのです!
陸上で言えばマラソンですね。長時間なのでミスをしても立て直すことができます。

かたや、10か0。
かたや、10か9か6か5か3か・・・。
どっちの方が危険性が大きいのか、一目瞭然です。

記述問題は「時間がかかることがリスクだ」という人もいますが、慣れです。慣れれば早く書けるようになります。
「まったく外れることもある」という人もいますが、ちゃんと周りを読んでますか?読めばわかる問題がほとんどです。記述という題目にビビってしまって、最初からあきらめてませんか?すぐ近くに答えがあるのに、気づかない人がほとんどです。

まあ、そういう人はウチの塾で勉強しに来てください。ウチで半年以上勉強して、どこを見たらいいのかまったく分からない生徒はいません。こちらも慣れですね。

先ほどの例でも挙げたように、記述問題はマラソンのようなものです。
オリンピックで金メダルを取るためには才能が必要でしょうが、
完走してある程度のタイムを出すことなら、練習すれば誰でもできます。
あせらず、じっくり取り組むことが大切です。

 

今週の名言

The secret of success is to make the proper thing good especially.
成功の秘訣は、あたりまえのことを、特別上手にすることだ。
John Davison Rockefeller
ジョン・ロックフェラー

 

記述問題こそ、国語の醍醐味なんだけどなーと思う 伊藤