<国語と英語の専門塾>ONEスタイルアカデミー

ブログ復活(笑)!!英語勉強法―センター試験対策 長文編―

投稿: 2019年02月18日 21時52分投稿 カテゴリ: 英語 Pak75 englishchirabaru20141206204205 tp v4

毎度おなじみ、室長のコラムです。
「なじんでねーよ!」「まだやっとんたんかい!」といった罵声が聞こえてきそうですが、・・・・・・いろいろありまして。しばらくサボっていてごめんなさい。
でも心機一転!
ここからリスタートしていきたいと思いますので(見捨てずに)よろしくお願いいたします!

第6回目はセンター英語の長文読解について。ついに!やっと!待望の英語です!
特に極端に苦手という人は考え方や練習の仕方を変えるだけで一気に伸びることもあります
今のやり方を積極的に変えていきましょう。

対象となるのは国語と同様に基礎レベルの方です(詳しい条件は第4回をご参照)。
特に効果が高いと思われるのは、「単語は知っているのに読解問題が取れない」「前半の文法などは高得点なのに、後半になるとボロボロ」というタイプの人です。理由は読んでいけば分かります。

 

1、語順を変えない

長文読解ができるために一番大事なことは何でしょうか?
それは「語順を変えない」ことです。
それを分かってもらうために、以下の問題に答えてみてください

問い 次の英文を解釈せよ。
I saw the girl that I met in London last year.
A) 私は去年ロンドンで出会った少女を見た
B) 私は見た 少女を それは 私が 会った ロンドンで 去年
C) 私はsawした girlを thatは 私が metした Londonで last yearに
D)  I saw the girl that I met in London last year.(訳す必要はなく、理解できる)

ここでもしAが頭に浮かぶ人がいたら、今すぐ変えた方がよいでしょう。
なぜなら、間に合わないからです。英文をいちいち完全な日本語に直している人は、語順を入れ替えています。
上の例で言えば、①I ②saw ③the girl that ④I ⑤met ⑥in London ⑦last year.
という文を、①→(④)→ ⑦→ ⑥→ ⑤→ ③→ ② の語順で見ていることになります。一通り読んで目線が文の後ろにいってから戻ってきており、つまりは同じ文を2回読んでいることになります。こういう見方を「返り読み」といい、時間が足りなくなってしまいます。

ではどうすればよいのでしょうか?
まずはBのような訳を心がけましょう。

B)私は 見た 少女を それは 私が 会った ロンドンで 去年

語順を変えないことが大切です。
「語順そのままなんて意味が分かりにくいじゃないか」という人がいます。でも、分かりにくいのであって、分からないわけじゃないですよね?じゃあ、何とかなります(笑)。

イメージとしては、日本語の下手な外国人と話していると思ってください。
「ワタシ タベタイ タイヤキ ドコ ワカル マスカ?」
十分意味は分かりますよね?日本語として足りないところは、前後の文脈から想像力で補えばいいんです。完全な日本語ではなくても、言いたいことは理解できます。同じような感覚で英文は読むべきです。
というよりも、してください。でないと間に合いません。
かなりスピードに自信のある人でも、文の量が2倍になったら無理です。

そもそも、これはセンター対策なのだから、日本語訳の問題は出ません。本文も英語だし、問題文も選択肢も英語です。英文の内容やストーリーが理解できればいいのであって、日本語訳の必要性はないし、完全な理解の意味はありません。
理解の度合いなんて、全体の70%で十分です。
80%あれば間違いなく満点が取れるし、60%程度でもなんとかなります。勘のいい人なら50%程度の理解度でもマーク式の正解を見つけることは可能です。

 

2、日本語訳しない

次に重要なのは「日本語訳しない」ことです。正確には、「しすぎない」ことです。

問い 次の英文を解釈せよ。
She listened to his poor performance.
A) 彼女は彼の下手な演奏を聴いた。
B) 彼女は 聴いた 彼の 下手な 演奏を
C) 彼女は listenした 彼の poorな performanceを
D) She listened to his poor performance.

この文を訳すときに、poor を「貧乏な」と訳した人は多いと思います。
また、 performance を訳しにくい、どう訳したらいいか分からなかったという人も多いでしょう。
もちろんこれはAのような訳が正解で、
「聴いた」とあるのだからperformanceは「演奏」なのであり、それがpoorであるということなので「下手な」という訳になります。
実際には前後の文脈でもっと簡単に判断できるのでしょう。でもこの判断を初見の文章に関して、素早く正確にこなすのは難しくないですか?
迷って考える時間ももったいないし、「貧乏な」としてしまったら意味が通らなくなります。
先ほど語順通りに解釈するように言いましたが、どちらにしてもpoor performance の部分で迷いは生じます。
だったら、Cのようにすればいいと思いませんか?

C) 彼女は listenした 彼の poorな performanceを

「こんなんじゃますます意味が分からない」と思うかもしれませんが、大丈夫でしょう?
プア―はネガティブなワードなんだからフィーリングでジャッジすればいいし、パフォーマンスなんてほとんどジャパニーズじゃん。
今度はルー大柴さんがカタカナ英語でしゃべってると思えばいいんです(笑)。

この方法の利点は2つあって、
1つは早いことです。
語順がそのままで、なおかつ日本語訳を判断する時間が短縮されるので、A(完全な日本語)に比べれば優に2倍以上のスピードが出せます。
2つめは、正確なことです。
正しく言うと、間違い・勘違いが減ります。何しろ訳していないので、間違えようがありません(笑)。
長文に限らず英語の苦手な人は「日本語訳の正確性にこだわるから」間違えるのです。だったら訳さなければいいんです。
この文が好例で、poor を反射的に「貧乏」とやってしまうから分からなくなるのであって、poor のままにしておけば問題は起こりません。

 

3、正確な文法判断

次に大切なのは、文法判断の正確性です。

問い 以下の英文を解釈せよ。
As people get older, needs change.

A) 人々は成長するにつれて、変化を必要とする。
B) 人々が成長するにつれて、必要性は変化する。

正解は、Bですね。
なぜかというと?
Aの解答はneedsを動詞としてとらえており、「s」は三単現のsということになります。
そうするとこの文全体の主語はpeopleになり、複数なので三単現にはなりません。

Aの直訳: 時 人々は 成長する 必要とする(動詞) 変化を(目的語)

それに対してBの解釈ではneedsを主語としてとらえ、changeは動詞とします。こうすれば矛盾は起こりません。

Bの直訳: 時 人々は 成長する needsは(主語) changeする(動詞)

単語の知識よりも、文法判断の方が重要であることがお分かりでしょうか?
よく英語をできるようになるには「まずは単語力」という考えの人がいます。指導者にも生徒にもこの考えは根強く残っています。
しかし、文章を理解する上で本当に重要なのは単語力ではなく、文法判断力なのです。

例えば、あなた方が日本経済新聞の1面を読んだとします。紙面に載っている単語の意味をどれだけ正確に知っているでしょうか?かなり分からない単語があるはずです。
でも、なんとなく意味は分かるでしょう?

「トランプ大統領がまた中国にムチャ振りしてんなあ」とか、「日経平均ってのが急に下がってみんなパニックになっているんだ」ぐらいであれば。
なぜこのような解釈ができるのかというと、我々日本人であれば日本語の文法は感覚で分かっているからです。文章の構造が正確に分かるから、分からない部分は想像力で埋めることが可能になり、細かいことまでは分からなくても、大まかな意味なら捉えることができます。
同じような感覚で英文を読んでみてください。そしてそのために、文法判断のトレーニングをしてください。

また、上の例文でいうと、「1と2でそんなに大きく意味は変わらないだろう」と言う人がいますが、大きな間違いです。
上記のようなミスをする人は、多くの個所で同じようなミスをします。結果として、少しずつ解釈がずれて読み進めるほどに意味がわからなくなってしまいます。本来文章というのは読めば読むほど意味が分かりやすくなるはずなのに。
いくら単語の知識があっても、判断を間違えたら終わりなのです。

 

4、スピード

次に必要なのはスピードです。
みなさんはセンター試験で必要とされるスピードをご存知ですか?
一般的に英文を読むスピードというのは「1分間に何語読むことができるか?」で表されます。wpm(words per minute)という単位です。
それが120(1分間で120語読むことができる)であれば、センター試験は余裕をもって解くことができます。これがクリアできるようにならなければいけません。
急には難しいことですが、ここまでに言ってきた「語順を変えない」「日本語訳しない」「正確な文法判断」をマスターすれば十分に可能です。
では、どうすればそのようなスピードを身につけて、その上で正確な判断ができるようになるのでしょうか?

5、トレーニング方法

文法判断とスピードのトレーニングにおすすめの教材は「英語長文ハイパートレーニング」(桐原書店・安河内哲也 著)です。
この本は長文の問題集ですが、問題を解くことよりも読解のトレーニングに定評があります。
特にCDを使ってのリスニングと音読を繰り返すトレーニングをすることで、前項までに挙げた「語順通りに読む」「日本語訳しない」「正しい文法判断」および「スピード」が身につきます。

具体的な使い方は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・巻頭に書いてあるので読んでみてください(笑)
そのまま書くと長くなりすぎるので割愛します(著作権上の問題もあります)。
そこに書いてあることが理解できない人、特に文法判断をするための「記号システム(SVOCと3つのかっこ)」の使い方の説明が理解できない人は、今すぐお問い合わせください。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?
ご自身に当てはまることはいくつあったでしょうか?もちろんここに書いてあることが英語のすべてではないし、それぞれに合ったやり方があるとは思います。ただ、「勉強時間はこなしているのに点数が伸びない」というタイプの人はぜひ一度ご相談ください。
過去に教えた生徒ですが、私よりも英単語を知っている(!)のに、マーク模試で90点(200点満点)しか取れない子がいました。高3の夏休みに入塾し、上記のような理論に基づいて指導したところ、11月の模試では170点を取れるようになりました。少し極端な例ではありますが、単語力だけでは得点できない好例と言えるでしょう。

最後にもう一つ。
英語の長文読解ができない原因を追加しておきます。
それは、国語力です(笑)。
これも極端な例ですが、全文訳がほぼ正確にできるのにほとんど正解できない、という生徒がいました。センター試験の長文問題は、日本語に直せば小5ぐらいの内容ですからね。これが当たらないということは、必要なのは国語の問題演習ですね。そういうこともあります。お気をつけて。

ここに挙げたことのほとんどは学生時代の自分がやって苦労していた(笑) 伊藤