

OSAの英語
当塾の英語の授業の特徴を保護者様との
やり取り形式でご説明いたします。

英語の暗記
子供がこの春から中学生になります。英語の勉強が特に不安ですが、ONE スタイルアカデミーさんではどんな教え方をしているんですか?

英語学習で一番重要なのは、暗記を含む勉強の仕方ですね。
当塾では、どの学年でもまず暗記の仕方を確認し、練習させます。
中1だとまずは学校の定期テストでしっかり結果を出すことが重要なので、そこのケアをします。

暗記の仕方をわざわざ教えるんですか?覚えるだけなら誰でもできるんじゃないかって思ってしまうんですが。

ちょっと過激な言い方をしますが、今の子は暗記ができないんです。だから教えないといけないんです。
英語で定期テストの点数が思わしくない子は、ほとんどの場合暗記の勉強法に問題があります。
逆に言えば、暗記の仕方を改善することで点数は伸びます。

なるほど。暗記にはどんなポイントがあるんですか?

まとめると3点です。
①読んで覚えて、書いて確認
②単語ではなく、文で覚える
③当たり前にできる!のレベルまでやり切る

①「読んで覚える」というのは意外な感じがしますね。私は「書いて覚える」と習いました。

私もです。昔から当たり前のように言われていますが、読んだ方が絶対に早いです。
役者さんはセリフを覚えるときに書いたりしません。読んで覚えるはずです。なので、私は読んで覚えるが正解だと考えます。
読みでしっかり覚えて、その後書けばいいんです。そうすると忘れにくく、テストなどでも出てきやすくなります。

なるほど。②③のようなことも大事ですよね。ちょっとハードルが高い気もしますが・・・。

確かに、面倒なことのように見えますが、最初に教えてよい癖がついてしまえば後が楽になります。中高で英語につまずく生徒のほとんどは暗記の悪い癖がついているので、そこは修正する必要があります。最初は少し大変かもしれませんが、じきに慣れますよ。
暗記は筋トレと一緒です!やるだけ力がついて、嘘はつきません。やり方はていねいに教えるので、一緒に取り組みましょう。

何事も基礎が大事ってことですね!


文法について
文法はどうですか?中2くらいから分からなくなる子が多いって聞くので不安です。

中2 はつまずく子の多い時期ですね。でも、実は解決策は実にシンプルなものなんですよ。
文法は、暗記で対応できます。

そうなんですか?ルールを理解して、それをもとに解く数学みたいなものと思ってました。

一般的にはそう思われているし、それも必要なんですが、本質的に英語は暗記科目なんです。
当塾では英語を暗記科目として考えるように指導しています。特に文法で悩んでしまう人はその方が簡単です。

それでできるようになるんですか?

なります。
例を挙げてみましょうか。よくある文法の問題です。
問 次の日本語になるように当てはまるものを以下の中から選べ。
彼は薬を飲もうとした。 He tried ( ) the medicine.
①take ②to take ③taking ④took

あ~。なんか見覚えあります。・・・②か③のどちらかだと思うんですが・・。③taking でしょうか?

残念!正解は②to take です。分かりやすく解説すると、
「動詞の目的語にくる不定詞と動名詞の区別は、すでにやっていること・経験的なことを表すときは動名詞で、これからすること・意志・目的を表すときは to 不定詞を取る、と考え、try to~の場合は ~しようとする、努力するのニュアンスが加わる」からです。

・・・。

こういうのが難しいってことですよね?

・・・はい、思い出しました。コレが難しくて英語が嫌になりました。

法則を覚えて、それを利用するという考え方ですね。その方がやりやすい人もいるのでしょうが、難しいと感じる人の方が多いと思います。だったら、例文を2パターン暗記する方が簡単です。
①He tried to take the medicine. 彼は薬を飲もうと努力した。
②He tried taking the medicine. 彼は試しに薬を飲んでみた。
暗記の仕方は先ほどのルールに従います。読んで、間違えずに素早く書ける、と思えるまで練習し、最後に書きます。
どうでしょう?同じ手間をかけるならこちらの方が早いし、実用的だと思いませんか?

確かに、覚えたことをそのまま使えばいいですよね。

そもそも、テストで説明は求められませんからね。英語の問題なんだから、英語を覚えた方が効果的で、その方がシンプルだと思います。

本当にそうですね・・・。学生時代にこういう風に教えてほしかったです。でも理屈抜きでただ暗記ってなると少し不安ですね。

その点は、最低限の理屈は教えるのでご安心ください。一般的な塾と同じようにSVOC は授業の中でも使います。細かくし過ぎないことと、文法の理屈がメインにならないように気をつけて教えている、ということですね。

そうなんですね。安心しました。


中学受験 長文読解
英語は暗記と言われますが、長文読解はどうでしょうか?これは暗記では対応できませんよね?

そういうことです。では、暗記ができている、つまり単語や文法の知識がしっかりあるのに、長文に対処できない子はどうすればいいのか、ということですね。

まさにうちの息子がそれです。暗記は得意で定期テストは問題ありませんが、読解が苦手で模試ではひどい点数です。大学入試は長文が中心ですよね?すごく心配してます。

大学入試の共通テストですね。今は公立高校入試もほとんど長文で出題されます。昔のような単語や一文での文法問題は私立校を除くとなくなりましたね。
ここでは公立高校入試と大学入試共通テスト(共テ)の、特に後者を前提に、長文読解の選択問題を対象にお話しします。
英語の長文読解で一番重要なことは、全文を日本語に訳さない、ことです。

和訳を「しない」ことが重要なんですか?

はい。理由は単純で、間に合わないからです。
読んで、和訳して、内容を十分に理解して、問題を解く、という手順では時間が足りません。
共テの実際の問題を見れば、これを全文訳していては間に合わないことが分かるはずです。

確かに文章の量がすごいですね。時間が足りなくなるというのは分かります。
でも、「和訳しないと意味が分からない」と思うんですが、どうするんですか?

申し訳ないのですが、今の発言には間違いがございます。「和訳しないと意味が分からない」というのは完全な誤解ですね。
例えば、帰国子女で英語がペラペラの人がいますが、彼らは「和訳はできないが意味は分かる」ということが多いです。

確かに!英語がしゃべれる友人に、「英語の歌の歌詞を訳して」って言ったら「できるわけない!」って言われました。

そんな難しいこと要求したら怒られますよ(笑)。英語を話す人=通訳ではありませんからね。
つまり、英語を理解するために完全に和訳する必要はないということです。

英語のままでも理解できるってことですか?でもそんなこと普通の人にできるんでしょうか?

大丈夫ですよ。簡単な例として、Thank you. と言われたときに、いちいち「ありがとう」なんて訳してから理解しているわけではないはずです。
このあたりの理屈を全部説明すると長くなるので省きますが、暗記の項目で「③当たり前にできる!のレベルまでやり切る」というものがありましたが、このレベルまで単語・文法知識の暗記ができていれば、共テのレベルまでであれば十分に対応できます。

そうなんですね。でも、暗記だけでそこまでできるようになるのでしょうか?

暗記だけでは難しいので、実際に英文を読むトレーニングが必要になります。
当塾では「サイト・トランスレーション」という方法を採用しています。

なんか難しそうですね・・・。

平たく言えば部分訳のことです。
かたまりごとに、英語の語順のまま前から日本語にしていきます。これを口頭で音読しながら練習します。
最初はゆっくり日本語に訳しながら読む練習をして、徐々に日本語の割合を減らしながら、慣れてきたらスピードを上げていきます。
最終的には、十分に定着している知識については日本語に訳さずに読めるようになります。
慣れが必要なトレーニングなので、一緒にていねいに教えますから大丈夫ですよ。
たぶん分かりにくいと思うので、これは実際に授業で体験してみていただきたいですね。
効果のあるトレーニングだというのがお分かりいただけると思います。

わかりました。今度息子を連れてきますので、ご指導お願いします!


中学受験 共テはスピード
和訳をしていると間に合わないなんて、共テって本当に難しいんですね。

そう思います。単語や文法の難易度はそれほどでもないのですが、とにかくスピードの要求がえげつないですね。
それに対応するために本文の読み方にポイントがあるので、それを覚えてもらいます。

いろいろと覚えることがあって大変ですね・・・。

ご安心ください。当塾に関しては、この読み方について新しい知識を覚える必要はありません。
なぜなら、国語のそれがそのまま適用できるからです。
国語用、英語用と分けて考える必要はなく、まったく同じで、当然のことながら内容は英語の方が簡単なので、国語のルールを理解できる人であれば、英語の読解技術はすぐにマスターできます。

そんな考え方ができるんですね!でも確かに文章を読んで理解することは一緒なんだから、ルールも同じでいいんですね。

そうなんです。当塾は国語と英語に絞った塾なので、こういう発想は自然なものなんですよ。
たとえば、説明文であれば、助動詞に注目=筆者の意見。
物語であれば、時と場所・人物の行動に注目=話の展開を追う。
この辺は国語と全く同じです。そうすることで、目を通す時間を短くでき、答えのヒントも見つかりやすくなります。

それは心強いですね。

さらにですね、共テは前身のセンター試験とは違って選択問題自体も難しくなっているのですが、それも大丈夫です。

それは、問題についても国語の手法が使えるということですか?

その通りでございます。
国語では4つの間違いという判定の基準を教えますが、英語で使うのは基本的に2つ。これで8割がたは対応できます。残りは困った時のために覚えておけばいいです。

国語で学んだことがそのまま英語の読解でも生かせるということなんですね。

そうなんです。それは共テにとどまらず、学校のテストや高校入試でも同じです。
知識のレベルが十分であったとしても、それを有効に活用するにはスピードが必要なのは、どのカテゴリーでも同じです。

簡単なものでないことはよく分かりました。でも、対処する手段が明確にあることが分かって安心できました。言われたことをちゃんと身につけられれば、しっかり結果も出せそうですね!


公立高校入試
公立高校入試も同じなんですね?

基本は一緒で、内容と時間制限はかなり緩くなるので、読解と選択の技術の習得にはそれほど時間はかからないでしょうね。問題はその対策をいつからスタートできるのか?ということの方です。

というと?

中学生は部活生が多いし、中3の2学期までは定期テスト対策=内申点が重要です。つまり入試対策のスタートが2学期期末テスト終了後の12月になる可能性があるということです。公立高校入試は2月の後半なので、準備期間は2か月半です。その間に私立高校入試も挟むので、そちらの過去問演習も考えると実質的には1か月半といったところでしょうか。

それで間に合いますか?

難しいですね。なので、コツを覚えたい方は早めにお問い合わせいただけると助かります。中3の始めにはスタートしたいですね。春休みや夏休みに季節講習もやっているので、そういう時期に集中的に教えることも可能なので、それもご利用ください。

期間限定の入塾もできるということですか?

はい。遠方の方などでその時期だけ通塾する方もいます。事前にコツを習っておけば、あとからの練習がしやすくなります。
また学校にもよりますが、最近は公立の中学校の定期テストも未読の長文読解の問題が出るなど、難しくなる傾向があります。読解対策はそういった問題への対応にも役に立つと思います。
詳しくは学習診断でご相談ください。


私立高・大、二次試験
私立高校・大学入試や国公立の二次試験対策は・・・

目標や受験校によって内容が違うので、個別の対応が必要になりますね。その都度ご相談ください。
ただし、私立の受験校が完全に決まるのは早くても最終学年の秋、大学入試だと共テの後だったりします。国公立大もそうです。やはり基本のターゲットは公立入試・共テにすべきだと思います。ここに対策をしっかりしておけば、私立受験にも役に立ちます。


英検
英検の対策はいかがでしょうか?

5 級から2 級まで対応しております。

準1 級以上は対応していない、ということですね?

そうなります。当塾は大学入試の英語までが対象なので、私も含めて対応できるスタッフが確保できないためです。英語の試験が免除されるくらいなので、はっきり言ってレベルが違いすぎます。

分かりました。教え方に特徴はありますか?

問題の形式がよりはっきりしているので、過去問の問題演習を中心に指導しています。
誤解を恐れずに言えば、3級までは問題集をひたすらやりこめば受かると思います。

そんなものなんですか?

ある程度はそれでいいと考えます。小学生も受けるので、あまり細かいことは教えませんね。指導はその方が分かりやすいです。リーディングの文法は答えごと暗記、読解は見る手順だけ教えて、問題を解かせながら反復練習します。

3級からはライティングがありますが、小学生にできるんですか?

書き方のパターン暗記で対応すれば大丈夫です。決まった型を用意して、それを使って答える練習をします。難しいことは一切必要ありません。

そうなんですか。じゃあ気楽に考えてよさそうですね。

そういうことです。3級までは、ですが。

というと、準2級・2級は違うということですか?

はい。ちょっと違いますね。単純に覚える単語量が増えるのと、やはり文法問題が難しくなります。なんとなくの直感では当たらず、基礎的な文法を学ばないと点が取れないですね。
なので、ここからは中学レベルの単語と文法を、順を追って指導します。過去問演習を繰り返しても、合格ラインには届きません。
2級だったら高校レベルの内容になります。

そんなの小学生にできるんですか?

やればできるとは思います。ですが・・・そんなに無理する必要はないと私は思いますね。
中学高校の授業で習うので、それと並行して徐々に学んでいけばいいのではないでしょうか?
中学での英語学習を少し楽にしたい程度であれば、3級で十分だと考えます。
飛び級みたいな制度が日本にもあって、授業やテストを免除されるなら別ですが、それはできませんからね。というのが個人的な意見です。
そのあたりが気になる方はまた学習診断などで詳しくお聞きください。

分かりました。英検を受けるときは相談させてもらいます。
いろいろ説明してもらって塾の方針がよく分かりました。基礎を大事に、論理的な手法でトレーニングを重ねて技術を習得する、ということなんですね。

きれいにまとめていただいてありがとうございます。

いえいえ。じゃあ今度子供を連れてきますね。よろしくお願いします。

お待ちしております!
